出版物

NPO和算の刊行本

勘者御伽雙紙(かんじゃおとぎぞうし)

2010年刊行
頒布価格:1500円


 『勘者御伽雙紙』〈下巻〉を刊行。
「時の数自然の数の事」「多くの年数月数日数を速に求る事」「将棊盤面倍増米数の事」「櫻木の目付の事」「弧背真術事 ニヶ條」などを収録。全文影印,現代活字の他に現代訳と註を入れ読みやすくしました。

勘者御伽雙紙(かんじゃおとぎぞうし)

2009年刊行
頒布価格:1500円


 待望の『勘者御伽雙紙』(全3巻)の中巻を刊行。
「男女侍年嫁事」「落書の事」「円陣のこと」「はかりの錘(おもり)の重さをかけずしてしる事」などを収録。全文影印,現代活字の他に現代訳と註を入れ読みやすくした。

勘者御伽雙紙(かんじゃおとぎぞうし)上

2007年刊行
頒布価格:1500円


 高レベルな数学に発展した江戸中期において,室町時代からの遊びを数学で説明した中根彦循の『勘者御伽雙紙』(全3巻)の上巻を刊行。 「小町算」に続いて碁石を使った数当て「さっさ立て」「薬師算」「布盗人算」「裁ち合せ」「百五減算」などを扱う。 全文影印,現代活字の他に現代訳と註を入れ読みやすくした。

和國智惠較(わこくちえくらべ)

2006年3月19日刊行 全87頁
頒布価格:1500円


 享保12年(1727)に環中仙(本名は不破仙九郎)が著した数学遊戯の本である。上巻と下巻からできており,上巻には下巻で扱う内容を絵入りで簡単にかいて読者に興味をもたせ,下巻で内容を味わうようになっている。「ひろい物」「円陣」「薬師算」「裁ち合せ」など面白いものが扱われている。


会員執筆の出版物

関孝和三百年祭記念出版
関孝和の人と業績

出版: 研成社
関孝和三百年祭記念事業実行委員会監修
佐藤 健一・真島 秀行編
価格: 1,575円 (本体 : 1,500円)
ISBN : 978-4-87639-151-6


 世界が認めた江戸時代の偉大な数学者 関 孝和の足跡・数学の業績について,近年判明したことも加えて,第一線の和算研究者らが精魂を傾けて執筆した。関 孝和や江戸期の和算家の数学レベルや文化をみる貴重な資料。

新しい 算数研究 2006 6月号 No.425

出版社: 東洋館出版社
編集: 新算数教育研究会
価格: 750円(税込み)


 NPO法人 和算を普及する会『和國知恵較』が、新しい算数研究6月号で紹介されました。
古典に学ぶ 第7回 『和國知恵較』
執筆者:牧下英世(筑波大学附属駒場中・高等学校)

和算

出版: 文溪堂
著者/監修: 佐藤健一/和算研究所
発行年月: 2006年03月
ISBN: 4-89423-470-X
価格: 1,575円


 目付絵や目付字,ひろいものなど,江戸時代の子どもたちが遊び学んだ13項目を簡潔に紹介し,現代の子どもたちも興味がもてるようビジュアルに編集。

日本人と数-江戸庶民の数学

出版社: 東洋書店
著者: 佐藤健一
発行年月: 1994年08月
ISBN: 4-88595-149-6
価格: 1,835円(税込み)


 江戸時代における日本の数学のレベルは世界一であった。普通の人達が日常生活の中で使う数学、例えば京都・大阪の商人の数学、寺子屋での数学、そろばん算法などを取り上げて庶民と数学の係わりを探る。

和算で遊ぼう!―江戸時代の庶民の娯楽

出版社: かんき出版
著者: 佐藤健一
発行年月: 2005年03月
ISBN: 4-7612-6240-0
価格: 1,260円(税込み)


 反って何?石?1分銀?なんか知らない言葉が多くてイヤ、でも大丈夫。15のテーマと難問があなたの数学力を呼び覚ます!各テーマに3問ずつ、3問目は原文に挑戦。要所要所にある「江戸よもやま話」「江戸算数よもやま話」が解答を助けます。

大人のドリル「和算」で脳力アップ

出版社: 実業之日本社
著者: 佐藤健一
発行年月: 2005年03月
ISBN: 4-408-59241-2
価格: 1,365円(税込み)


 油が1斗4升入っている桶がある。これを3升枡と5升枡とを使って、7升ずつに分けたい。どうすればよいか-。花のお江戸のお知恵拝借。日本が誇る「和算」をわかりやすく解説。楽しみながらマスターする和算ドリル。

新・和算入門

出版社: 研成社
著者: 佐藤健一
発行年月: 2000年08月
ISBN: 4-87639-619-1
価格: 1,680円(税込み)


 江戸の人びとがこよなく愛した和算の森を散策してみませんか。江戸の庶民を数学嫌いにさせなかった和算とは、今日の西洋数学とどこがちがっていたのか、どんな特色があったのか、江戸文化の香りただよう話題と問題と解き方の魅力に取り組んでみた。

和算用語集

出版社: 研成社
著者: 佐藤健一・安富有恒・疋田伸汎・松本登志雄
発行年月: 2005年10月
ISBN:4-87639-139-4
価格: 1,890円(税込み)


 和算用語は現代用語とはだいぶ語意が違い、使い方にも幅がある。そこで、多くの方の要望に応えるため、500用語を厳選し、実用に役立つ解説と多くの実例・図を入れ、さらに江戸時代の単位、おもな江戸時代の和算書150点・基本的くずし字一覧も加えて、より多くの読者が興味をもって活用できるよう編集した用語集。

江戸のミリオンセラー『塵劫記』の魅力―吉田光由の発想

出版社: 研成社
著者: 佐藤健一
発行年月: 2000年02月
ISBN: 4-87639-120-3
価格: 1,575円(税込み)


 吉田光由の著した『塵劫記』は、数学書でありながら、十返舎一九、井原西鶴も遠く及ばないほど、江戸時代の人々に愛読・愛用され、一家に一冊はあるほど普及した。江戸の人々を引きつけた内容的魅力、発想のすばらしさを興味深く語る。巻末に初版本の原著印影掲載。

『塵劫記』初版本―影印、現代文字、そして現代語訳

出版社: 研成社
著者: 佐藤健一
発行年月: 2000年02月
ISBN:4-87639-409-1
価格: 1,575円(税込み)


 江戸時代に花開いた日本独自の数学すなわち和算の普及・発展の起点となったものが、吉田光由が精魂を込めて著した寛永四年の『塵劫記』である。この初版本の画期的内容を影印・現代文字、そして注付きの現代語訳を見開き対応で掲載し、読者が和算を楽しめ、また学べるよう配慮した。

関孝和―江戸の世界的数学者の足跡と偉業

出版社: 研成社
著者: 下平和夫
発行年月: 2006年02月
ISBN:4-87639-142-4
価格: 2,415円(税込み)


 いまは誰でもが使っている筆算による計算の考案・実用、行列式の発見など、世界初となる業績を残した江戸の偉大な数学者、すなわち関孝和である。大数学者であるが生活史は不明な点が多い。その関孝和の家系や家族、弟子のことから、世界的な業績・著作物について渾身の調査・研究をもとに、時に数式もまじえて解説。

建部賢弘の『算暦雑考』―日本初の三角関数表

出版社: 研成社
著者: 佐藤健一
発行年月: 1995年04月
ISBN:4-87639-605-1
価格: 5,250円(税込み)


 八代将軍吉宗の天文暦法の顧問役であり、関孝和の高弟であった建部賢弘が独自に作成したみごとな三角関数表である。外国から伝わる前のこと。江戸時代の学問・文化を知る貴重な研究資料。